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2016年03月14日 JAMPのAIS入力支援ツール(2016年1月20日公開、JAMP AIS ver. 4.1b)における不具合と対応のお知らせ
先日公開したAIS入力支援ツールについて、下記不具合が発見されました。お詫びすると共に、その対応についてご連絡いたしますので、ご了解の程よろしくお願い申し上げます。
なお本件は下記に記載した内容のため、再調査等は不要と考えております。

1.状況
公開された入力支援ツールでは、六価クロムを含有する物質が入力されると、選択肢がポップアップして入力誘導される機能が追加されました。
本来、該当する88物質すべてについてこの機能が作動するべきでした。しかし、下記の4物質については六価クロムのフラグのみが表示され、ポップアップ機能が動作しないことがわかりました。

CAS 10588-01-9 重クロム酸ナトリウム 殺菌性塗料/殺菌性添加物 & 六価クロム
CAS 1333-82-0 酸化クロム (VI)    殺菌性塗料/殺菌性添加物 & 六価クロム
CAS 14312-00-6 クロム酸カドミウム  カドミウム及びその化合物 & 六価クロム
CAS 7789-12-0 重クロム酸ナトリウム・2水和物 殺菌性塗料/殺菌性添加物 & 六価クロム

2.法規制の背景
EU REACH規則で皮革中の六価クロムを制限することを提案した文書を確認しますと、クロムなめしには三価のクロム化合物を用いるのが通例ですが、残留物が処理過程などで六価クロムに変化することが課題であるようです。欧州産業界では既に六価クルムへの変化を抑制する方法が確立、普及しているので規制に踏み切った様子で、3ppmという閾値は六価クロムの検出限界を示したものです。よって、もし六価クロムの含有が報告される場合には特定の六価クロムとして特定される可能性は低く、JAMP-SN0019 6価クロム化合物[群] としての分析結果にて数値が報告されるものと考えます。

3.対応
今回の不具合は皮革という特定用途に限定されたポップアップ機能であり、また該当の4物質が皮革製品に使用される事例は見つからず、可能性も低いと考えられます。ゆえに、含有物質の情報伝達に欠落が生じる可能性は低いと判断しました。なおその他の六価クロム含有物質のフラグ表示は正常に機能しており、再調査等は不要と考えております。
以上より本不具合の修正は次期ツールパック改訂時(2016年7月を予定)に実施することとしました。

以上
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