製品含有化学物質管理ガイドライン(以下、管理ガイド)は、サプライチェーン全体を通して含有化学物質情報の授受が適切かつ確実なものとなるように、組織における製品含有化学物質管理のポイントをまとめたものです。
扱う製品や工程、業態などによって、適切な管理の方法は異なりますので、リスクに応じた適切な管理方法を自ら検討し、実践、継続的に維持・改善することが製品含有化学物質の管理のあるべき姿といえます。そのため、管理ガイドは、サプライチェーンにおける適切な製品含有化学物質管理を実践するためのテクニカルドキュメントであり、普遍的なものとして位置づけられるべきものです。
製品含有化学物質管理に関連してすでに取組みを進めている組織は、管理ガイドの示す管理のポイントの実践を確認し、必要に応じて改善を行い、新たに取組みを始める組織は、管理のポイントをふまえて、適切な形で管理の仕組みを構築することを想定しています。
そして、製品含有化学物質管理への取組みを管理ガイドの示す適合判定に従った自己適合宣言により、自らの取組みを社会に対してアピールし、またその責任も同時に明確にしていただきたいと考えます。
製品に含有される化学物質管理では、特にサブスタンス/プレパレーションからアーティクルへの変換工程が重要となることから、代表的な工程におけるより具体的な管理のあり方を解説書(付属書)としてまとめることにも取り組んでいます。現在、樹脂の成形加工工程およびめっき工程について検討を行っていますが、塗装工程や接着工程、ゴム、ガラス、セラミックなどを扱う工程の管理についても検討が必要と考えています。
製品含有化学物質の管理は、サプライチェーン全体で実践される必要があります。REACHの施行により一層重要となる製品含有化学物質管理のよりどころとして、JAMP会員の他、複数の団体が作成に関わるこの管理ガイドが広く活用され、尊重されることを期待します。
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